前回の続き

インターネット創世記は、オンラインでしか手に入らなかったものが多かった。しかし、インターネットが普及して大衆インターネットを使う時代になると、今度はインターネットでは手に入らないものが増えてくる。いま時代の先を行くアーリーアダプターと呼ばれる人々は、 かつて日本から飛び出し海外へまだ見ぬ宝物を求めたように、インターネットから飛び出し圏外へ宝物探しに出ている。個人的には2~3年前からインターネット圏外への旅が増えた。

これからの時代は大人の本気の遊びが仕事になる。今回は、BTTFの2015年の世界で、現実世界でどこまで現実に近づいたかを紹介しながら、仕事が遊び、遊びが仕事になることを見ていく。

BTTF2で2015年の未来のシーンで、マーティー(マイケル・J・フォックス)が女の子から拝借した宙を浮くホバーボードは、ここまで実現している。Lexusのホバーボードは本家ホバーボードでは止まってしまう水面も走っている。動画で必死に練習する大人を見て欲しい。おもいっきり遊んでる。めちゃくちゃ楽しそう。開発した人も動画を作った人もおもしろかったはず。日本のエンジニアならガンダムを作りたくなるように、北米のエンジニアならホバーボードは作りたくなるのではないだろうか。その遊びを本気で取り組んだ人が未来を変える。

 

空飛ぶ車、エアロモービルは2017年発売。道と法律の規制が難しいみたい。空飛ぶ車は、売れるか売れないとか言う次元ではなく、ライト兄弟やリンドバーグが空を飛び、フォードが車を進化させたように、男なら挑戦したくなる。

 

BTTF2の未来でドクがマーティーに履かせるNike製の自動で靴ひもが締まるシューズ。Nike MAGとして、2015年内の発売を発表している。靴職人やエンジニアがあのシーンを見たら、必要か必要でないかとかではなく、作りたくなる人が絶対いるだろう。

http://news.nike.com/news/nike-mag-2015

 

2015年の未来に来たマーティーをかぶりつこうとしたジョーズ19のシーンで印象深い、ホログラフィックディスプレイ。ハプトミラージュのような裸眼3D映像はもうそこまで来ている。このシーンに影響を受けた広告を作るクリエイターが絶対いるはずだ。

 

ジョーズ19のトレーラーは、ユニバーサルピクチャーズにより公開されている。これを作るスタッフはめちゃくちゃおもしかったと思う。おもいっきり遊んでる。

 

劇中で一本$45のペプシパーフェクトも、ペプシが6500本限定で価格$20.15で発売すると発表した。CMもあるけど、これも完全に遊んでるでしょ。

 

Skypeやテレビ電話を発明したエンジニアも、マーティーが伊藤富士通さんと大型スクリーンで通話するシーンにヒントを得たかもしれない。音声認識コンピュータはSiri、署名を依頼するタブレットはiPadのようだ。もし80年代にBTTFを見て製品開発に影響を受けたとしても、はじめは仕事として英語をみたわけではないはず。遊びで見た映画からヒントを得ている。

 

U23のFuture Work《未来の働き方》も2003年の創業期は怪しく思われたけど、だいぶ時代が追いついてきた。2015年に、SOHOやノマドワークを否定するほうが時代遅れと言われる。過去の非常識は未来の常識となる。

U23がFuture Life《未来の働き方》で提案する、仕事を遊びに、遊びを仕事に変える生き方や、定住しない生き方は、2015年にはまだ時代が追いついてなくて、未来にはそこそこ常識となっているはずだ。

AIやロボットが進化し、ベーシックインカムが普及すれば、アーサー・C・クラークの幼年期の終わりで描かれたような、仕事は趣味でやるものになるかもしれない。

失ってはじめて気づく恋人のように、仕事を奪われた時に、はじめて仕事の大切さに気づく。今の仕事を楽しもう。もっともっと仕事はおもしろくなる。

過去の常識は未来の非常識、未来の常識は過去の非常識。

Change The Future…

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Ken UtsumiCEO / Art DirectorTwitter:@u23ken
住所不定のノマドライフ、職業不明のトラヴェラー、無国籍のコスモポリタン。旅しながら仕事x勉強x趣味x恋愛。Future Life/Work《未来の生き方/働き方》に挑戦。ヒト・アイデア・夢をつなぐHUB。留学・クリエイティブ・ITを支援。神戸生まれサッカー馬鹿。『World Odyssey: 世界23周の旅』5周目。